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コラム

2022.12.30

ソフトクリームに関する豆知識

ソフトクリームマシンの選び方

今回は、おすすめのソフトクリームメーカーの選び方やメリット・デメリットなどを解説するので、ぜひチェックしてみてください。

ソフトクリームメーカーのメリット・デメリット

メリット

ソフトクリームメーカーのメリットは、牛乳・生クリーム・砂糖などを用意するだけで、お店のようなソフトクリームを自宅で手軽に作れるところです。
ソフトクリームミックスを使用できるタイプでは、材料を揃える必要もなく、作るのも簡単です。
イベントや模擬店でも、なめらかでおいしいソフトクリームを作ることができます。
異なる材料を揃えるだけで、味を自分好みに変えられるのも魅力です。

デメリット

ソフトクリームメーカーは、事前の準備が必要なのがデメリットとなります。
材料が必要ない、ソフトクリームミックスを使用できるタイプなど、より手間のかからない製品を選ぶことが肝心です。

また、使用するたびにお手入れが必要なのもデメリットと言えます。
洗わなければいけない部品が多く、手間もかかります。
スムーズにお手入れを行うためには、部品を簡単に取り外せて、洗浄しやすいタイプを選ぶのがおすすめです。

ソフトクリームメーカーの選び方

作れる量の確認が重要

ソフトクリームメーカーを選ぶ際は、一度に作れる量の確認が重要です。
付属している蓄冷容器のサイズによって、一度に作れるソフトクリームの量が約2〜10人分と大きく異なるため注意が必要です。

少人数で楽しむ方は、一度に約4〜5人分作れる容量500mlのモノがおすすめ。
ホームパーティーなど、大人数で楽しみたい方は、約10人分作れる容量1L以上の製品を選んでみてください。

ただし、一度に作れる量が多いほど、蓄冷容器のサイズも大きくなるため注意が必要です。

その他パックアイスを使用したワンショットタイプのソフトクリームメーカーもございます。
こちらは、面倒な給排水設備やアイスの温度管理などは必要なく、素人でもより簡単に操作できるのが特徴です。
パックアイスは通常の冷凍庫(-16℃~-20℃)で保管し、すぐに使用できます。
パックアイスをセットして、ボタンを押すだけの簡単操作 アイスは直接機械に触れないので衛生的で、1台で多品種に対応しています。

イベント、模擬店などで使用する際にはワンショットタイプのソフトクリームメーカーがお勧めです。

撹拌方法のおすすめは手動式or自動式?

ソフトクリームメーカーを選ぶ際は、撹拌方法をチェックすることも大切。
なめらかなソフトクリームを作るのに欠かせない、空気を含ませるための撹拌は自動式が主流です。
自動式は手動で行うよりも、ムラなくかき混ぜられるため、なめらかな仕上がりになります。
自宅でより本格的なソフトクリームを味わいたい方は、撹拌は自動式のタイプがおすすめです。

また、自動式は冷凍した蓄冷容器に材料を入れてスイッチを押すだけと、手間がかからないのもメリット。撹拌が終わるまで待つだけと、片手間で本格的なソフトクリームを味わえます。

ただし、自動式は使用するために電力が必要な点には要注意。使用する場所で電源を取れるのか、コンセントの位置を事前に確認する必要があります。

市販のアイスやソフトクリームミックスが使えるかチェック

ソフトクリームミックスを使用できるかも、ソフトクリームメーカー選びで重要なポイント。ソフトクリームミックスには、乳成分や砂糖など、ソフトクリーム作りに必要な材料がすべて含まれています。

ソフクリームミックスを使うだけで、手軽にソフトクリームを作れるのが魅力。材料を用意するのが面倒な方は、ソフトクリームミックスが使えるタイプがおすすめです。

また、ラクトアイスなど市販のアイスクリームに対応していると、楽しみ方の幅が広がるのがメリット。おなじみの味をソフトクリームにできるため、新しい感覚を楽しめます。

容器や材料の冷却時間をチェック

ソフトクリームメーカーは、蓄冷容器の冷却時間は短い方がより便利。いざソフトクリームを作ろうと思ったときに、手間をかけずにサッと作れます。蓄冷容器は主に約12時間の冷却が必要な製品が多いですが、なかには約8時間と冷却時間が短めの製品も。より手軽にソフトクリームを作りたい方は、冷却時間の短いものを選ぶのがおすすめです。

また、フルーツやチョコレートなど、材料の冷却が必要な製品もあります。オリジナルのソフトクリームを作りたい方は、材料の冷却が必要なのか、事前に確認することが大切です。

お手入れのしやすさをチェック

お手入れのしやすさは、ソフトクリームメーカー選びで重要なポイントです。ソフトクリームメーカーは、蓄冷容器や撹拌のための羽、しぼり口など、洗わなければいけない部品が多いのが特徴。お手入れのしやすさを求める方は、部品を簡単に取り外せる製品がおすすめです。付属の部品を取り外しやすいと、洗浄を簡単に行えるため、お手入れの手間を軽減できます。

あわせて取扱説明書やレシピもチェック

ソフトクリームメーカーを選ぶ際は、日本語の取扱説明書が付いているかもチェック。ソフトクリームメーカーを国内で製造している会社は、まだまだ多くないのが現状です。通販で海外製のソフトクリームメーカーを購入すると、説明書がすべて英語ということも珍しくありません。機器を正しく使用するためにも、英語に不安のある方は、日本語の取扱説明書が付属している製品がおすすめです。

また、付属のレシピがあると、ソフトクリームメーカーを存分に楽しめるのが魅力。レシピの作り方を参考にすると、バリエーション豊かなソフトクリームを味わえます。レシピと自分なりのアイデアを組み合わせれば、オリジナルのソフトクリーム作りも可能です。

ソフトクリームの作り方

ソフトクリームの歴史

多くの人々に愛されるソフトクリーム。
今回は、ソフトクリームの歴史〜豆知識などをお話ししていきます。

ソフトクリームの発祥国は?

初期のアイスクリームは、まだまだ庶民の手には届かない贅沢品とされていましたが、それから約160年後、1846年のアメリカで、主婦のナンシー・ジョンソンが、樽の中に氷と塩を入れて冷却する「手回し式アイスクリームフリーザー」を発明します。

ソフトクリームの由来は?

ソフトクリーム」は、英語で “soft serve ice cream”(ソフトサーブアイスクリーム)と言います。 日世の創業者である田中穰治が日本でソフトクリームを広めるために、出来るだけ短くわかりやすい表現にしようと「serve」と「ice」を省略し、「ソフトクリーム」と命名しました。

アイスクリームは成分により省令上『アイスクリーム』『アイスミルク』『ラクトアイス』『氷菓』の4種類に分類されます。

ついに登場したソフトクリームフリーザー!

19世紀になって冷凍技術が急速に進歩し、アイスクリームは大規模な工場で作られ広い地域で販売されるように。しかし、運搬や保存のために、一度マイナス20℃以下で固く凍らせ、販売時もマイナス5℃以下を保たなければならず、アイスクリーム本来のフレーバーなどが損なわれていました。

そんな中、1931年のアメリカで、昔のようにフリーザーから直接、作りたてのアイスクリームを手渡すことができないだろうか、と考え出されたのが、掃除機のモーターを流用し、アイスマシンとフリーザーを1つの箱におさめた「オートマティック・ソフトサーブマシン」です。このマシンの誕生により、その場で作りたてのアイスクリーム、つまりソフトクリームの販売が可能になりました。

Soft ice cream machine with waffle cups

ソフトクリームが日本に上陸

そして、1951年。ソフトクリームがついに日本に上陸。日世の創業者である田中がアメリカでソフトクリームが流行しているとの情報をキャッチし、日本国内でも販売することを考案。戦後の厳しい輸入規制のなか、アメリカからマシンを10台輸入することに成功し、ソフトクリームを初めて日本に紹介しました。

それからは、コーン、フリーザー、ソフトミックスと国内初となる自社生産が始まり、様々な販路やイベント、現在のプレミアムなソフトクリームや地域の特色を活かしたご当地ソフトなどにより、ソフトクリームは日本人に広く浸透。様々なアイデアと改良により日本独自の進化を続けています。詳しくは、特設サイト「日世歴史ミュージアム」もチェックしてみてください。たくさんのアイデアと偶然によって生まれたソフトクリーム。これからも、家族や友人と楽しんでくださいね!

アイスクリームとジェラートとソフトクリームの違いは?

ジェラートは、イタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓。つまりアイスクリームとジェラートの違いは、英語かイタリア語かだけで、意味に違いはありません。しかし、日本ではアイスクリームとジェラートを分別しているのでさらに掘り下げて行きます。

ジェラートの発祥はフィレンツェ。

果汁、果肉、牛乳、砂糖、時にはコーヒーや香草などを混ぜた物を凍らせて作られます。一般的なアイスクリームと比べて果汁や果肉をふんだんに使っている場合が多く、空気含有量 オーバーラン(材料を混ぜながら空気を抱き込んで冷やし固める際の空気の割合)がアイスクリームよりも20~40%未満と少ないために密度が濃く、ねっとりとしたミルクの重みを感じる味わいになります。

また、乳脂肪分は4~8%で、一般的なアイスクリームの乳脂肪分8%以上より比較的低カロリー。そのため、日本の乳及び乳製品の成分規格では『アイスクリーム』ではなく『アイスミルク』(乳脂肪分3~8%未満)、もしくは『氷菓』に分類される可能性が高いということになります。

ちなみに、ソフトクリームは牛乳や乳製品などの主な原料や作り方は、アイスクリームとほとんど同じです。省令上の分類ではなく、工程上におけるひとつの呼び方だそうです。よって、ソフトクリームもアイスクリーム類の一種であり、その成分によって、『アイスクリーム』『アイスミルク』『ラクトアイス』に分類されます。

アイスクリームとソフトクリームとの違いは?

アイスクリームとソフトクリームは簡単に言ってしまうと「硬さ」が違うだけです。
アイスクリームの製造方法は空気を混入しながら凍らせます。
この段階では半凍結状態で、コーンに盛ればソフトクリームになります。
アイスクリームにするには、更に凍結させて硬くします。
つまりソフトクリームは“出来たてのアイスクリーム”といえます。